胸腰椎椎間板ヘルニア②

以前はダックスフントを中心としたハンセンⅠ型椎間板ヘルニアが多かったのですが、最近は線維輪が逸脱するハンセンⅡ型の椎間板ヘルニアが増加しております。

Ⅱ型である場合、線維輪自体が硬く摘出というよりかは、切削という形で逸脱部を除去する必要があります。これには、側方部分椎体切除術(Corpectomy)が有用なケースが多いです。

以前は、片側椎弓切除除術が一般的であったように思いますが、現在は小切開片側椎弓切除術、部分側方椎体切除術、背側椎弓切除術など低侵襲で効果的かつ安定性維持にメリットのある方法が確立され、CTなどの画像検査の結果より最適な術式が選択されます。

椎体の安定性に問題が生じるような場合は、椎体固定術なども適応となります。この分野でもペディクルスクリューの開発、応用で以前よりも進歩してきている分野になります。

実際は、Ⅰ型とⅡ型が併発しているような症例もいます。下の写真の症例は小切開変則椎弓切除術で実施も、Ⅱ型も併発していたため、側方部分椎体切除術を組み合わせて逸脱物質を除去しました。