肘の軟部組織肉腫 皮膚形成外科

肘や大腿骨大結節周囲に発生した巨大な腫瘤は、皮膚が足りなくなるケースが存在する。

この場合、閉創をそのままの状態でするのではなく、余裕ある部位から持ってくる方法がある。

皮弁と言われる皮膚形成術であり、局所皮弁、有茎皮弁、遊離皮弁に分けられる。

教科書的に取り扱いが小さく、あまり印象に残っていないかもしれませんが、とても有用な実践的な方法として局所皮弁に分類されるひだ(皺)皮弁がある。ヒダが皮動脈に大きく依存せず血流が様々な方向からの供給されるがため、大きく採材できる。

今回、肘に皮膚欠損が大きく、そのままでは閉創困難な状態で、腋窩のひだ皮弁形成をして欠損なく被覆した。

肘周辺のこれくらいの欠損ならば、無理なく被覆でき、胸背動脈皮弁より生着が確実だと思います。

写真の症例では、クローズアクティブドレーンで管理し、術後数日はフラグミンを投与し、皮膚の生着を待ちます。