中足骨骨折

ワンちゃん猫ちゃんの指(趾)端は、第3、4指(趾)に大きく体重負荷が掛かることがわかっています。

ここを骨折すると、骨の変位による疼痛が激しくなりますので、外科的な整復が必要になってきます。さまざまな基準はあるので、それに適応する形にはなりますが、1つの指(趾)だけであるならば、観血的な整復はいらないかもしれません。

症例は、猫の第2〜5中足骨骨折です。落下したか原因は不明です。

観血的に髄内Pinを入れて整復しています。回転力に対しての抵抗が弱いので外固定も重要になってきます。

Pinはできるだけ関節に入れないようにCアームで観察しながら調整します。またワンちゃんよりも猫ちゃんの方が髄腔が広いことから、より大きいサイズのPinが猫ちゃんには挿入できます。Dowel Pinning法も報告されておりますが、インプラントが生涯残ることから選択しておりません。

抜糸後も安静と外固定は必要であり、術後もそれなりに管理が大変ですが、合併症なく癒合しないとあとあと大変ですので我慢が必要です。

外固定による皮膚の障害、拘縮、関節の可動域低下に留意しつつ管理していきます。