幽門狭窄
幽門狭窄・穿孔部位
総胆管の位置確認
猫1歳で急性の噴出性嘔吐を呈した症例
かかりつけ医で試験回復するも、異物等ではなく、幽門狭窄が判明
紹介いただき、翌日改めて開腹手術を実施。造影剤を用いた検査で十二指腸への流入はなし、完全閉塞と判断。
開腹すると幽門の穿孔が認められ、ビルロートⅠ型にて手術を実施した。
総胆管の位置を確認しながら、分離を進め、左胃大網動静脈の処理をして狭窄部を摘出。切除径が胃、十二指腸ともに同径であったためそのまま4-0PDSを用いて吻合。開通性の確認、リークチェックも実施。腸瘻チューブ設置し閉腹。
腹腔ドレーン設置は、腸瘻チューブとの間違えのリスクを無くすため設置せず(個人的に吻合は上手くいっていたし、色調、血流も良さそうと判断したのもある)。
総胆管の誤損傷が報告されており、非常に丁寧に処理しないといけないし、十二指腸側へはあまりマージンは取れない。猫ではF-GESFなどもあるので開腹下生検も有用と考えられます。今回は細胞診では好酸球の増加は末梢血、局所いずれも認められなかった。


