門脈体循環シャント
門脈という肝臓に入る血管が異常な血管(シャント血管)によって肝臓へ戻らず別の心臓に戻る静脈系の血管に血液を回してしまう病態です。本来は肝臓で解毒されなければならないアンモニアなどの有害物質がシャント血管を通って全身に回ってしまい、発作などの症状がみられます。先天性の場合は若齢のヨークシャテリア、マルチーズなどに多く発症します。発育が悪く体が小さいことが特徴です。後天性の場合は、肝線維症など肝硬変状態となることで発生します。症状はまったくないものから、発作がみられるものまで様々です。診断は血液検査やCT検査で診断します。治療は先天性であれば手術でシャント血管の閉鎖を目指します。結紮後発作など術後の合併症については注意が必要です。


