骨盤狭窄

掲載日:2021.12.07

骨盤狭窄は、排便障害、ネコちゃんで多く認められる巨大結腸症の原因となります。
保護されたネコちゃんが元々、この状態であったという方も多いかも知れません。

保護される以前に交通事故など外傷を負い、適切な治療を受けられなかったことで、骨盤の骨が変形してしまい、骨盤腔を通る結腸が狭くなってしまう病態です。排便障害が慢性化すると巨大結腸症を引き起こし、骨盤腔を拡張したとしても、巨大化した結腸の機能は戻らない場合もあります。この場合は骨盤腔の拡張だけでなく結腸亜全摘手術が必要となってきます。早めの治療をお勧め致します。

 

当院では、骨盤の変形状況を確認し、総合的に判断して手術方法を選択します。お気軽にご相談ください。

 

愛知動物外科病院