肝臓腫瘍

掲載日:2021.11.08

肝臓腫瘍

肝臓腫瘍には、様々な種類のものがあります。
肝細胞癌はワンちゃんで発生の多い腫瘍であり、巨大化し上腹部の腹腔を大きく占拠する事もあります。概して、ワンちゃんネコちゃんたちは違和感があっても話してくれません。臨床徴候が生じたときには、すでに巨大化していることが多々あります。

肝細胞癌であれば、完全切除し良好な予後を得られる場合も多いです。生存期間中央値1500日である報告もあります。しかし肝臓の手術は、肝葉の先端から発生しているだけならまだしも、発生部位や複雑な血管支配から大出血が問題となり、どちらかというと難しい手術と言えるでしょう。

当院では3D-CT検査を実施できますので、発生部位や大血管との関連も詳細に把握でき、手術可能であるならば、より詳細でより安全な手術計画を立てる事ができます。

巨大な肝臓腫瘍でお困りの場合は、ご相談ください。

 

愛知動物外科病院