異物、誤食
掲載日:2021.10.09
30℃を未だに越える日もありますが、秋めいて参りました。
食欲の秋ですが、余計なものまで食べてもらいたくないものです。
いわゆる、誤食。
ネコちゃんだけでなく、ワンちゃんもですがヒモ状のものを食べてしまうと一大事です。猫ちゃんで多いのは舌の下に引っかかって先の方は流れていき引っ掛かり、腸管がたぐり寄せられてしまう病態です。ワンちゃんでもありますが、腸に孔が開いてしまったりして腹膜炎を生じ、大いに命に関わる状態となってしまいます。
個人的に、診察経験のある誤食例として
鶏の骨、小さいワンちゃんに馬の蹄、フローリングマットの切れ端、焼き鳥の串、こぼれたご飯を拭いたハンカチ、とうもろこしの芯…
結構どこででも起こる話です。
催吐処置、内視鏡、開腹、開胸術と様々な治療が必要となってきてしまいます。
せっかくの食欲の秋、注意しましょう。
愛知動物外科病院