小腸腫瘍
掲載日:2024.05.30
黒色便が続き、小腸の腫瘤が発見され、開腹術にて空腸遠位腫瘤を摘出した症例です。
癒着が強く癒着部を含めて切除となると空腸動脈のおおもとや前腸間膜動脈損傷の恐れがあり、癒着部を丁寧に剥がした。
空腸弓状血管の走行を残し、剥離した。
術後、剥離した空腸の範囲において、蠕動運動がなく通過障害を引き起こしたが、1週間ほどで改善した。
GISTを疑っていたが、c-kitは陰性であり、平滑筋肉腫が第一に疑われると診断された。
ひとまず、再発もなく、現在落ちた体重も1kgほど上がり、一般状態良好です。
CT検査(造影剤含む)+小腸腫瘍摘出、術前検査(Xray ,BT)、麻酔代、入院費、術後検査、投薬、処方
11万+30万~
今回は、消化管通過障害発症のため入院期間が長くなった。癒着が少なく、入院期間も短く済めば費用はもちろん抑えられると思います。
合併症は、感染、裂開、腹膜炎、術後膵炎、通過障害による消化器症状が主に考えられる。
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